東北大学の調査・分析

調査地域
 東北大学大学院環境科学研究科では,鉱山位置図,変質帯分布図をもとに重金属類の高濃度分布が顕著な地域を選定し,現地調査を行いました。調査地域を以下に示します。

・恐山地域 (火山性自然由来のAsの土壌や水質の汚染の事例)
・北鹿地域 (黒鉱鉱山など人為由来の土壌汚染や水質汚濁の事例)
・玉川水系 (温泉由来の水質汚濁の事例)
・愛知県,岡山県 (粘土鉱山に由来する土壌・水質汚濁の事例)
・九州各所 (Asを含む鉱脈鉱山からの水質汚濁の事例)

採取試料と分析法
 上記地域から,岩石,河川堆積物,河川水の3種類を,また,宮城県全域から約50cm深度の土壌試料を採取しました。
 分析法は,蛍光X線分析(XRF)によって岩石中の主成分濃度を,ICP質量分析法によって岩石,土壌,河川堆積物,河川水中の微量成分濃度を測定しました。なお,ICP質量分析の測定は水抽出溶液と1規定塩酸抽出溶液の2種類で行いました。

分析対象元素
岩石 B,Cr,Co,Ni,Cu,Zn,As,Se,Mo,Cd,Sb,Hg,Pb
土壌 B,F, Al, Fe, Cr, Co, Ni, As, Se, Mo, Cd, Sb, Hg, Tl, Pb, U
河川堆積物 B, Al, Fe, Cr, Co, Ni, Cu, Zn, As, Se, Mo, Cd, Sb, Hg, Tl, Pb, U
河川水 B, Fe, Cr, Co, Ni, Cu, Zn, As, Se, Mo, Cd, Hg, Tl, Pb, U