データベースの構成
システムが含むデータベースを以下に紹介します。各種データの収集・整理はデータ提供元の許可を得て行いました。データベースは各種マップと試料の分析データの2種類からなります。マップの範囲は47都道府県で,東北大学による岩石,土壌,河川堆積物,河川水の調査は,おもに自然の影響によって重金属類が高濃度に分布する代表的な地点を選定して行いました。なお,測地座標系は日本測地系2000(JGD2000)に基づく10進経緯度座標系です。
システムの開発環境
| 使用したGISソフト | ArcView 9.2 (ESRI社) | | エクステンション | Spatial Analyst | | Geostatistical Analyst | | 3D Analyst | | ArcScan | | Publisher | | Tracking Analyst | | Maplex for ArcGIS |
マップ一覧表の見方
| マップの種類 | 出典 | | データ形式 | | 作成方法 | | 属性(ベクトルデータのみ) |
| 地形図 | 国土地理院,数値地図50mメッシュ(標高)(承認番号:平19総使,第407号) | | ラスタデータ(ASCIIグリッド形式) | | 数値地図50mメッシュ(標高)CD-ROMから標高に関するベクトル(ポイント)データを作成し,グリッド形式のラスタデータに変換。その後,全国の第1次地域区画ファイルを全国にわたって結合。データの解像度は約450m。 |
| 衛星画像 | (財)資源・環境観測解析センター(ERSDAC) | | ラスタデータ(Leica Geosystems社IMG形式) | | オリジナルデータはLandsatおよびJers-1 OPSの衛星データで,第1次地域区画ごとに区分されている。これをGISソフトに取り込み,位置情報を与えた後,2秒メッシュ(約50m)の解像度でモザイク処理を行った。その後,3つのバンドを統合してRGB表示とした。 |
| 地質図 | 20万分の1日本シームレス地質図データベース2007年5月12日詳細凡例ベクトル版 ((独)産業技術総合研究所 地質調査総合センター) | | ベクトル(ポリゴン)データ | | オリジナルデータを使用 | | Major Code,styleidx,凡例,層序コード |
| 土壌図 | 20万分の1土地分類基本調査結果図 (国土交通省 土地・水資源局 国土調査課) | | ベクトル(ポリゴン)データ | | オリジナルデータは都道府県ごとに作成された紙地図で,これをパソコンに400dpiの解像度でスキャンしたTIFF形式の画像ファイルを使用。ベクトル(ポリゴン)データの作成にあたっては,まず,土壌境界線をパソコン上でトレースし,境界線のみの細線化データを作成。その後,GIS上で細線化データから土壌のポリゴンを作成し,各ポリゴンに土壌名,都道府県名の属性を入力した。なお,県境のポリゴンはスムージングにより修正した。また,県境をまたいで土壌分類が異なる場合は,ポリゴン間の隙間や重複のみを修正し,元データの土壌分類をそのまま維持した。そのため,県境を挟んで隣接するポリゴンは必ずしも土壌種類が一致しない場合がある。 | | 土壌名,都道府県名 |
| 植生図 | 自然環境情報GIS「第2〜5回自然環境保全基礎調査植生調査」 (環境省 自然環境局 生物多様性センター 生物多様性情報システム) | | ベクトル(ポリゴン)データ | | オリジナルデータは都道府県ごとに第1次地域区画によって分割された植生図で,これらをGIS上で結合し,全国をカバーする植生図を作成。 | | 集約群落コード,Major1,群落名,植生区分 |
| 鉱山位置図 | 金属鉱物資源国内調査データ ((独)石油天然ガス・金属鉱物資源機構(JOGMEC))
通商産業省,広域調査報告書
通商産業省,希少金属鉱物資源の賦存状況調査報告書
地質調査所,5万分の1地質図幅
地質調査所,日本鉱産誌
20万分の1県別地質図
(社)資源・素材学会,日本金山誌
日本鉱業協会,日本の鉱床総覧(上・下巻)
(財)国土開発技術センター,土木地質図・同解説書 | | ベクトル(ポイント)データ | | 全国の休廃止鉱山のうち,銅,鉛,亜鉛を主要鉱種とする金属鉱山と,石油石炭などの燃料鉱床や堆積岩中の層状マンガン鉱床などを除く熱水起源の非金属(粘土)鉱山の2種類が対象。出典資料から生産実績ある鉱山および探鉱鉱山を読み取り,それらの位置をGIS上にプロットした。鉱山位置の精度は出典によってそれぞれ異なるため,10進経緯度の下四桁を四捨五入することで精度を統一。 | | 鉱山の種別,鉱山名,坑口または事務所の経緯度,鉱種,タイプ,備考 |
| 変質帯分布図 | 通商産業省,広域調査報告書
通商産業省,広域地質構造調査報告書
通商産業省,希少金属鉱物資源の賦存状況調査報告書
新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO),地熱開発促進調査報告書
新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO),全国地熱資源総合調査(第2・3次)
産総研 地質調査総合センター,日本の熱水変質帯分布図T鮮新世後期-完新世
産総研 地質調査総合センター,草津白根火山地質図
産総研 地質調査総合センター,仙岩地域中心部地熱地質図
産総研 地質調査総合センター,栗駒地熱地域地質図
産総研 地質調査総合センター,八甲田地熱地域地質図
産総研 地質調査総合センター,金原啓司・阪口圭一,日本の主要地熱地域の地質と温泉・変質帯分布,地質調査報告No.270
産総研 地質調査総合センター,新潟地熱資源図
産総研 地質調査総合センター,秋田地熱資源図
産総研 地質調査総合センター,青森地熱資源図
産総研 地質調査総合センター,岩手火山地質図 | | ベクトル(ポリゴン)データ | | 出典資料に記載される酸性変質,中性粘土化変質,珪化帯,熱水変質,鉱徴地群を読み取り,それらの分布域に関するポリゴンを作成 | | 地域名,変質タイプ,備考 |
分析データ一覧表の見方
| 土壌中の微量成分元素濃度 | (1) S. Yamasaki, A. Takeda, M. Nanzyo, I. Taniyama, M. Nakai: Background Levels of Trace and Ultra-Trace Elements in Soils of Japan, Soil Sci. Plant Nutr., Vol.47, pp.755-765, 2001.
(2) 手嶋,宮城県農耕地土壌における微量元素バックグラウンドレベル,東北大学大学院農学研究科修士論文,2002. | | ICP質量分析法,ICP発光分析法 | (1) Li, Be, Sc, V, Cr, Co, Ni, Cu, Zn, Ga, Rb, Sr, Y, Zr, Nb, Mo, Ag, Cd, In, Sn, Sb, Cs, Ba, 希土類, Ta, W, Tl, Pb, Bi, Th, U
(2) Li, Be, Sc, Ti, V, Cr, Co, Ni, Cu, Zn, Rb, Sr, Y, Zr, Nb, Mo, Cd, Sn, Sb, Cs, Ba, 希土類, Ta, W, Tl, Pb, Bi, Th, U |
| 河川堆積物中の主成分・微量成分元素濃度 | 日本の地球化学図 ((独)産業技術総合研究所 地質調査総合センター) | | ICP質量分析法,ICP発光分析法,原子吸光法 | | Al2O3, Ba, CaO, Fe2O3, K2O, MgO, MnO, Na2O, P2O5, Sr, TiO2, V, Li, Be, Sc, Cr, Co, Ni, Cu, Zn, Ga, As, Rb, Y, Zr, Nb, Mo, Cd, Sn, Sb, Cs, 希土類, Ta, Hg, Tl, Pb, Bi, Th, U |
| 地下水中の化学物質・微量成分元素濃度 | 平成15年度全国地下水質測定結果 (環境省 水・大気環境局) | | ICP質量分析法 | | ベンゼン, 1,2-DCA, 1,1-DCE, cisDCE, DCM, 1,1,1-TCA, 1,1,2-TCA, TCE,
1,3-DBP, PCB, PCE, CCl4, シアン, B, F, Cr, As, Se, Cd, Hg, Pb |
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